Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




夕方5時過ぎ


「社長、お疲れさまです」


「ん、ちょっと遅くなったから早く行ってやれ」


「はい」


「俺も7時には帰れるから」


「はい、失礼します。あ、誠さんに渡しておきますね」


「ん」



コンコン


ガチャッ!


「あら高藤さん」


「先輩、もう出れますか?」


「大丈夫よ、どうしたの?」


「副社長に」


「うん、じゃあ一足先に出るわね」


「はい」


「副社長」


「うん?」


「これ、真人君にクリスマスプレゼントです」


「えっ?いつの間に」


「誠さんが瑞穂さんに電話してる時に」


「ありがとう。これから迎えにか?」


「はい。涼が真人君に会うのを楽しみにしています」


「ハハハ…27日に退院するみたいだ」


「27日ですか?よかったですね。お正月に会うのが楽しみです」


「うん。じゃあ気をつけてな」


「はい、お疲れさまでした」



保育園へお迎えに


「涼」


「ママ~おしょかったねぇ。しゃなえちゃん まっててくれたんだよ」


涼の横に先輩と早苗ちゃんが。


「先輩、すみません」


「ううん、大丈夫。そんなに待ってないって。じゃあ帰ろうか」


先生方に挨拶をして、先輩と別れて家へ