夕方5時過ぎ
「社長、お疲れさまです」
「ん、ちょっと遅くなったから早く行ってやれ」
「はい」
「俺も7時には帰れるから」
「はい、失礼します。あ、誠さんに渡しておきますね」
「ん」
コンコン
ガチャッ!
「あら高藤さん」
「先輩、もう出れますか?」
「大丈夫よ、どうしたの?」
「副社長に」
「うん、じゃあ一足先に出るわね」
「はい」
「副社長」
「うん?」
「これ、真人君にクリスマスプレゼントです」
「えっ?いつの間に」
「誠さんが瑞穂さんに電話してる時に」
「ありがとう。これから迎えにか?」
「はい。涼が真人君に会うのを楽しみにしています」
「ハハハ…27日に退院するみたいだ」
「27日ですか?よかったですね。お正月に会うのが楽しみです」
「うん。じゃあ気をつけてな」
「はい、お疲れさまでした」
保育園へお迎えに
「涼」
「ママ~おしょかったねぇ。しゃなえちゃん まっててくれたんだよ」
涼の横に先輩と早苗ちゃんが。
「先輩、すみません」
「ううん、大丈夫。そんなに待ってないって。じゃあ帰ろうか」
先生方に挨拶をして、先輩と別れて家へ



