玩具屋さんで
「恭介さん、これですよ、子供パソコン」
「案外ちゃんとしたやつだな。涼には早くないか?」
「う~ん そうですね。もっと単純なのってないですかね?」
辺りを見回し…
「あ、これでいいんじゃないですか?」
さっきのよりは小さい子向きのプラスチックのパソコンの玩具。
キーボードを叩くと画面に色んな絵が映る。
「ん、これでいいな」
「はい」
レジに支払いに行き、ラッピングしてもらう。
次に赤ちゃんコーナーへ
「誠さん、どんなのにします?今ならまだ、ガラガラとか、おしゃぶりとか…あ、メリーゴーランドありましたか?」
「メリーゴーランド…なんだ、それ?」
「ほら、ベッドの上に吊るして、クルクル回り音楽がなる…えぇ~と…あ、これです」
「あぁ、これか?ないな。うん、これにすっか。で、可愛い子ちゃん、どれがいい?」
いや、どれがいいって
「誠さんの好みで…あ、瑞穂さんに電話して見てもらいましょうよ」
「…そうだな」
携帯で相談してる。



