Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「じゃあ寝るか」


「はい」


歯磨きを済ませ寝室へ


恭介さんが、そっと抱き寄せようとすると


ガチャッ!


「ママ~」


涼が入って来た。


両手に熊五郎とペン太郎を引き摺って…


慌てて恭介さんから離れ


「どうしたの?目が醒めたの?」


「うんあのね、パパとママとねんねしたいの。きのうもいっちょにねんねしたでしょ」


あ~


この二晩、おじいちゃん達と寝て私達と寝たから…寂しくなったのね。


涼を抱き上げて


「うん、じゃあ一緒に寝んねしようか?」


「うん」


ベッドに寝かせ


「熊五郎とペン太郎はこっちに置くね」


「うん。パパ」


「ん?」


「あのね、ママをギュッてしてたでしょ?」


「……」


見てたのね。


「りょうもね、パパにギュッてしてもらいたいの。だめ?」


可愛く首を傾げてる。


恭介さん…デレデレ。


「涼、おいで」


「うん!」


恭介さんに抱き着いて


ギュッ!してもらってるし。


何か…


「ママも」


「……」


恭介さんに抱き着いた。


私と恭介さんの間に挟まれた涼が


「キャッ…キャッ…キャハハハ…」


恭介さんが二人纏めてギュッと抱きしめた。