「ママのお腹を見てごらん」
涼が再び私の所に来てお腹を触る。
「ママのおなか ぺっちゃんこだよ」
「だろ?だから赤ちゃんいないんだ」
「しょっかぁ」
お腹を擦り
「ママ」
「うん?」
「いつおなかがおおきくなるの?」
へっ?
「クククク…」
「ねえ、いつなの?」
「…さ、さぁ~ママにも分からないのよ」
もう~恭介さんたら。
「ふ~ん わかんないのか」
「涼」
涼を膝に乗せて
「今は真人がいるから それで我慢しような。真人を可愛がってやれ」
「うん、しょうしゅる。 パパ」
「ん?」
「いちゅかあかちゃんママのおなかにきてくれる?」
「クククク…いつかな」
「うん」
恭介さん…
そんな安請け合いしないで下さい。



