家に帰って来て
「ママ、まぁくん かわいかったね~ いつになったらあしょべるの?」
「う~ん そうだね」
涼を抱き上げて、ソファーに座り
「涼が三歳になった頃かな?」
「おい、生後二ヶ月の赤ん坊が遊べるのか?」
恭介さんが隣に座り聞いて来る。
「その頃なら目は見えるようになってるし、認識も出来るでしょうから」
「…まあな」
「ママ」
「うん、あのね、涼とお喋りしたり一緒にお外で遊べるのはまだまだだけどね、涼の事は分かるようになるよ、涼が三歳になる頃には」
「ふ~ん。ねえ、ママ」
「うん?」
「りょう いつさんさいになるの?」
「クククク…」
「涼はね、来年の2月に…って分かんないか。えーとね、クリスマスが済んで、お正月が済んで、それから暫くしてからだよ」
「ふ~ん ながいね」
「フフフ… そうだね」
「クククク… 確かに長いな」
涼がパパの膝に移って
「パパ」
「ん?」
「りょうのおうちにもしゃんたくろーしゅ あかちゃんつれてきてくれるかなぁ」
まだ言ってんの?
恭介さんが私を見て
「さぁ~どうかな。パパには分かんないけど…明日のクリスマスには駄目だな」
「だめなの?」
「ん~瑞穂おばちゃんのお腹 大きかったろ」
「うん。まぁくんがはいってたんだね」
恭介さん…何を言い出す気?



