Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




みんな揃って夕食を済ませ、お父さんがお風呂に


「おじいちゃん」


「うん?」


「りょうね、おじいちゃんとおふろにはいりたいの」


可愛らしく訴えてる。


「じゃあ入るか」


「うん」


「涼、いい子にしてるのよ」


「はい」


「ハハハ…志織ちゃん、涼は誰かと違っていい子だから大丈夫だよ」


「誰かって誰だよ」


フフフ…


恭介さん、ブスッとしてる。


涼はお父さんにぶら下がって着いて行く。


「フフフ…お父さん、喜んでるのよ」


「そうですか?それならいいんですけど」


この展開で行くと…


――





二人がお風呂から上がって来て、入れ替わりに恭介さんが入りに。


涼にお茶を渡して


「ママ」


「なあに?」


「りょうね、おじいちゃんとねんねしゅるの」


やっぱり!


「お父さん?」


「あぁ、涼と約束したんだ。な~涼」


「うん、やくしょくしたの。いいでしょ?」


「フフフ…いいけど。ちゃんとおじいちゃんとおばあちゃんの言う事を聞くのよ」


「はい」


お返事はいいのよね。


「言う事を聞かないと叱って下さいね」


「フフフ…大丈夫よ。ね~涼ちゃん」


「はい。ママ、りょうはいいこだから、おじいちゃんもおばあちゃんもしかりましぇん」


頬っぺた膨らませてるし。


「ハハハ…」


恭介さん?


もう上がって来たの?


「その顔…志織にそっくりだな」


へっ?


「ハハハ…「フフフ…」」


お父さん達も笑い出した。


は、恥ずかしい。