Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




夕食の支度をしている間、涼は恭介さんとプロレスごっこ?をして遊んでる。



ピンポーン


「は~い」


お父さん達が帰って来た。


「おかえりなさい。お疲れさまでした」


「ただいま。志織ちゃんもありがとうね」


「私は何にも…誠さんは?」


「誠さんは今日は自分の実家の方へ帰るって。あちらの方が病院に近いから」


「そうですね。瑞穂さんと赤ちゃんは?」


「瑞穂はゆっくり眠って元気を取り戻したわ。赤ちゃんも元気よ。明日には部屋に戻って来るし」


「よかった」


リビングに行って


「あ~おじいちゃん、おばあちゃん おかえりなしゃい」


お祖母ちゃんに抱き着いて


「おばあちゃん、バムクへンあいがとね」


「バムクへン?あ~バームクーヘンね。美味しかった?」


「うん、おいしかったんだけどね」


「うん?」


「パパはこんなにおおきなのをたべたのにね、りょうはこんだけなの」


手で大きさを説明してる。てか、ちょっとオーバーじゃない?


「ハハハ…そうなのか?」


「うん、おじいちゃん」


今度はお祖父ちゃんに言ってる。


はぁ~


誰に似たんだろ?


「クククク…涼」


「なあに、パパ?」


「パパは大きいだろ、涼より。だから涼より大きなのを食べて当たり前だ」


恭介さん…その説明はどうなのよ?


「う~ん パパのほうがおおきいけど、りょうも もうおにいちゃんなんだから、ちょっとおおきいのをたべたいの」


何か凄い理屈。


「ハハハ…さすが、恭介の息子だな」


「フフフ…そうね」


やっぱり お父さん達分かってるわ。