…な、何か言って下さい。
「……」
「……」
どうしたらいいのですか?
口づけだけじゃ駄目なの?
「……」
恭介さんのシャツの第一ボタンを外して
首筋に…
顔を埋めた。
「恭…介さん…薔薇…咲かせ…ますよ…い、いいん…キャッ!」
恭介さんに押し倒され…
「ば~か!薔薇を咲かすのは俺だ」
首筋に…薔薇を…
「恭…介…さん」
恭介さんの頭を引き寄せ
髪を撫でる。
―――
――
―
「ママ~どこ~?」
あっ!
恭介さんが顔を上げ
「フッ アイツはいつもいいところで邪魔をするな」
私を引き起こして
「早く行ってやれ」
「は、はい」
慌てて身繕いをして二階へ
はぁ~危ないところだったわ。
誘惑されちゃったじゃない。
もう、恭介さんたら本当に…
フフフ…



