RuRuRu
「はい、藤倉です…はい…はい、大丈夫ですよ。じゃあ夕食の支度しておきますので。瑞穂さんによろしく…はい」
「お袋か?」
「はい。夕食までには帰るそうです。恭介さん、今晩も泊まりましょうね」
「あぁ…涼、寝ちまったな」
恭介さんにもたれて眠っている。
「朝から色々ありましたから疲れたんでしょうね」
抱き抱えようとすると
「俺が連れて行く」
「ありがとうございます」
恭介さんが二階に行ってる間に片付けを。
「はぁ~」
また溜め息をついている。
「どうしたんですか?」
「ん~何か…くたびれた」
「フフフ…くたびれたましたか?」
「あぁ、何のための連休なんだか」
「でも貴重な体験でしょ」
「まあな…だけど お前の時に立ち会いたかった」
まだ言ってる。
「キャッ!」
抱き寄せられて…
首筋に顔を埋め…
「恭介さん」
「フッ 志織の匂い」
「私の…どんな匂いですか?」
「ん?食欲をそそられる匂い」
食欲をそそられる匂いって…
「お腹 空いてますか?何か作りましょうか?」
さっき割りと食べてたけどなぁ。



