Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「パパ、ひなのもみて」


待ちきれず陽菜が催促。


「ん」


ピンクの封筒を開けて


「えっと…」


恭介さん頭をひねってる。


覗くとそこには恭介さんらしい男の人と陽菜らしい女の子と後は …


そして『パパだいすきひな』と。


「陽菜、ありがとうな。『パパだいすきひな』って上手に書けてる」


「うん。パパ、えは?」


「へっ?あ、あぁ。絵も上手い。上手いんだが」


「陽菜、ママと涼にも何の絵を描いたのか見せてね」


「うん」


恭介さんの手からカードを取り上げテーブルに広げて


「これはパパね?そしてこっちが陽菜」


「うん。パパとひながドライブしてるとこだよ」


この二人を囲っている黒い線が車なのね。


「そしてね、くぅとペンとルカちゃんとワン吉とラッキーだよ」


あぁ、この色とりどりのはぬいぐるみなのね。


「そしてね、おにいちゃんがやきゅうしてママがおうえんしてるの」


右下に確かに棒みたいなのを持ってる男の人と女の人がいる。


これが私と涼なのね。


ふぅ~


陽菜の絵を理解するのは暗号文を解明するようなもんだわ。