Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




晩御飯を済ませて私と陽菜もお風呂に入り


「ママ、デザートは?」


「ちちのひケーキは?」


ほら、陽菜の言葉に恭介さん顔をしかめた。


「お昼にバースデーケーキ食べたでしょ。だからデザートはケーキじゃないの」


あからさまに恭介さん、ほっとしている。


「なになに?」


冷蔵庫から取り出して


「あ、ゼリーだ」


「ゼリーだ」


「うん。パパとママはコーヒーゼリー。涼と陽菜にはイチゴのゼリーね」


「わぁ~きれいだね、いちご」


「さ、召し上がれ」


食べようとしたら


「あ、ちょっと待って!陽菜」


「うん。まっててね」


二人二階に駆け上がる。


「どうしたんだ?」


「きっと恭介さんへのプレゼントを取りに行ったんですよ」


「カードか」


「えぇ」


カードは毎年恒例だもんね。


あ、プレゼントも一応毎年してるけど。