Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「いらっしゃい」


お兄ちゃんと泉お姉さんに出迎えられて


「だいちゃ~ん、あいちゃ~ん」


陽菜は勝手知ったるなんとかで『こんにちは』って挨拶した途端さっさとリビングへ。


涼も同じように。


本当に二人とも双子ちゃんにメロメロなんだから。


私達もリビングに行くと


「ご無沙汰してます」


泉お姉さんのご両親がいらっしゃった。


その側で子ども4人はキャッキャッ遊んでいる。


でもやっぱり女の子は女の子同士、男の子は男の子同士で遊ぶのね。


親同士が話しをしている間に私は泉お姉さんのお手伝い。


「これ全部お姉さんが作ったの?」


「うん、お刺身とお赤飯以外はね。お赤飯はお母さんが作って持ってきてくれたの」


1歳のお誕生日だからお赤飯ね。


我が家も涼と陽菜の時にお母さんが作って持ってきてくれたわ。


懐かしいな。


「お姉さん、何処に並べたらいい?リビング?」


「今日は和室にしたわ。その方がゆっくり出来るし」


「はい」


和室にご馳走を並べて


「皆さん用意が出来ましたよ」