着替えとメイクを済ませて下に降りると恭介さんと涼も着替えて待っていた。
「恭介さん、お兄ちゃんがお酒を用意してるから車でなくタクシ ーでって」
「ん。じゃあタクシーで行って駅で親父さん達を拾うか」
「そうですね」
お父さん達とは駅で待ち合わせしてお兄ちゃんの所へ行くことに なっている。
「じゃあタクシー呼びますね」
その話しを聞いていた陽菜が
「わぁ~い、タクシーだ」
いつもは私か恭介さんの車か電車だからタクシーなんてあんまり乗らない。
だからタクシーに乗るってことでテンションが上がっている。
子どもにはほんのちょっとしたことでも楽しいみたい。



