う、う~ん 朝です。
ママはまだ夢の世界です。
ヘヘヘ…
陽菜が一番。
陽菜は誰よりも早起きさんなんだから。
お兄ちゃんも寝てるよね。
ベッドから起き上がり隣のベッドを見ると!
えっ?
な、なんで?
陽菜、もしかして夢を見てるのかな?
目を瞑って…
パチッ!
開けます。
や、やっぱり…
「マ、ママおきて」
「うう~ん」
「ママったら」
ママを揺さぶって
「陽菜もう起きたの?まだ早いわよ」
「ママたいへんだよ」
「えっ?」
「パ、パパが!おにいちゃんといっしょにねてるよ」
「フフフ…」
ママが陽菜を抱っこしてベッドから降りて
「陽菜、パパね夕べ遅くに来たんだよ。だからもうちょっと寝かせてあげようね」
えっ?
パパ夕べに来たの?
陽菜ぜんぜん知らなかったよ。
「おにいちゃん」
「うん、お兄ちゃんも知らないよ。起きたらびっくりするわね」
「うん」
お兄ちゃんのびっくりしたとこ見たいな。
フフフ…
面白い。
「陽菜お着替えする?」
「うん」
昨日がお気に入りのピンクのワンピースで今日は水色のワンピース。
だからリボンも水色だよ。
「ママ、ひなかわいい?」
「うん、可愛いわよ」
「ありがと」



