「恭介さん、これ。指輪とペンダントにしました」 「ん」 いつものことだけど『ありがとう』の 一言もないのよね。 もう慣れてるけど。 だけど涼と陽菜にはちゃんと『ありがとう』を言えるようにしないとね。 「ん?どうした、そんなとこに突っ立って」 へっ? あっ! いけない。 「仕事に戻ります」 ドアを閉めようとしたら 「変な奴」 呆れたような声が聞こえてきた。 もう、本当に失礼なんだから。