ガチャッ!


ドアが開いてママが


「はい、陽菜お茶を飲もうね」


「うん」


コップをもらいお茶を飲みます。


喉が渇いていたみたいで全部飲みました。


美味しかったです。


「陽菜、寝んね出来る?」


コップをママに渡して


「こわい」


またあの夢を見たらどうしよう?


「うん、そうだね。でもね陽菜にはパパもママもお兄ちゃんも…お祖父ちゃんやお祖母ちゃん、瑞穂おばちゃんに 誠おじちゃんやまぁ君と和君、それに高藤のみんなもいるんだよ。だから陽菜は一人じゃないの。怖がることはないの」


「ママ…」


「パパ、そうだよね」


「あぁ。陽菜は一人じゃない」


「パパ」


「怖がることなんてない。ちゃんとパパが守ってやるから」


さっき話してくれたことをもう一回言ってくれました。


ママも…


陽菜は一人じゃないんだ。


もう寝ても大丈夫。


「うん」


「じゃあ寝ようね。電気点けておくから」


「うん」


ママが陽菜を抱いて横になって陽菜の背中を擦りながら


「見上げてごらん、夜の星を~」


背中をポンポンして陽菜の好きな歌を歌ってくれます。


それを聴いたらなんだか、すうっとしました。


陽菜、寝れそうです。


「小さな星の小さな光が~」


いつの間にか陽菜は眠りの世界へ。


今度は怖い夢じゃなくまぁ君と和君と巴ちゃんとお兄ちゃんと悠ちゃんと熊五郎達と踊ってる夢でした。


みんながニコニコ笑って…


楽しい夢でした。