Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「さ、降りろ」


車から降りて


「あ、ともえちゃんのママ」


そこには巴ちゃんママが!


あ、ここは巴ちゃんのお家だ。


パパとママと瑞穂おばちゃんと誠おじちゃんが


「この度は無理なことを言ってすみません」


巴ちゃんママに。


「いえ、こちらこそ。巴のために。真人君陽菜ちゃん和君ありがとうね。 さ、入って下さい」


お家に入って、リビングに行くと


「とーえたん」


「ともえちゃん」


ソファーにマスクをして毛布を掛けた巴ちゃんが。


「巴ちゃんの具合は?」


ママが聞いて


「もう大丈夫です。熱はなかったんで。ただ咳とくしゃみがひどかったからお休みさせたんだけど。巴がどうしても保育園に行きたがったのは和君と約束してたんですね」


「うん。かずくんがきのうね、ともえちゃんにあした『ハッピーバースデー』うたうってやくしょくしてたの」


二人、指切りげんまんしてたんだよ。


ほんとに可愛いんだから。