「陽菜、どうして保育園から出て行ったの?」
ママが聞きます。
お部屋にいるみんなも。
「陽菜」
「おばちゃん、ひなちゃんがわるいんじゃないの」
「まぁ君」
「かずなの。かずのためにひなちゃん」
「かずくんわるくないよ。ひながいこうって、ちゅれていってあげるっていったの」
まぁ君が陽菜を庇って…
でも、和君が泣きそうな顔をしてます。
「和、泣かなくていいから」
瑞穂おばちゃんが和君を抱っこして。
おばちゃん、和君が悪いんじゃないの。
和君泣くことないの。
悪いのは陽菜なんだから。
陽菜も泣きそうになりました。



