Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




そこには


「えんちょうしぇんしぇ~」


いつもニコニコ優しい園長先生が両手を広げて


「おかえり。真人君陽菜ちゃん和君」


抱きしめてくれました。


「えんちょうしぇんしぇい、ごめんなさい」


「ごめんなしゃい」


「ごめなしゃい」


「うんうん、自分達が約束を破って黙って保育園を出て行ったのはいけないことだ。それにみんなに心配をいっぱいかけたことも」


「「「はい」」」


「でも、君達は『いけないことをした』って分かっている。だからみんなに『ごめんなさい』って謝った。だから…もういいよ。これでもう絶対に保育園を勝手に出ては行かないだろ?」


「「「はい」」」


「うん。それが分かってるならもういい。さ、体が冷えただろ。ミルクを飲みなさい」


竹下先生が陽菜達にホットミルクを。


一口飲んで


体が少し温かくなって、ほっとしました。