また元来た道を引き返します。 「まぁくん、かずくんねちゃったよ」 「うん。おもたくなってきた」 「まぁくん、ちょっとやしゅもうよ」 陽菜も足が痛くなってきたよ。 「そうだね。でもここじゃあぶないから…あっ、そうだ。あのはしのしたにいこ。あそこならくるまこないから」 「うん」 土手を降りて橋の下に。 「あ、かずくんおきたよ」 「うん。かずおりて」 まぁ君の背中から和君が降りて、三人座りました。