お昼御飯を食べてお昼寝の時間です。
陽菜と和君もみんなと一緒にお布団に入って寝てるふりです。
あ、先生が出て行った。
お友達もみんな寝たよね。
布団からそっと抜け出して
「かずくんかずくん」
「ひーたん」
「しっ!しじゅかに」
みんなが起きたら大変だよ。
和君の手を引き上着と帽子を着せて、こっそりまぁ君のお教室へ。
ちょうどまぁ君一人でした。
「まぁくん」
「ひなちゃん、かず!おひるねは?」
「まぁくん、ともえちゃんおやしゅみなの。だからひなとかずくんこれからともえちゃんちにいくの」
「だ、だめだよ」
「しゅぐかえってくるからだいじょうぶだよ。でね、ともえちゃんのおうちどこ?」
「しらないの?」
「うん」
「じゃあママたちがむかえにきてからつれてもらおうよ」
「だめだよ。おしょくなるからつれてもらえないよ。おひるねのじかんにいってかえってくるから」
「う~ん、しかたないな。ぼくもいくよ」
「えっ?まぁくんちゅれてくれるの?」
「にーたん」
「うん。ふたりじゃまいごになるから」
「ありがと」
「ありがちょ」
まぁ君も上着と帽子を着て
「じゃあしずかにね」
「「うん」」



