一緒にベッドに入り
「パパ、ママ」
「うん?」
「きょうはごめんなしゃい」
「もういいのよ」
「かずくんね、ともえちゃんに『ハッピーバースデー』うたうのと『おめれとう』いうのをたのしみにしてたの。 しぇんしぇいが『ともえちゃんかぜでおやしゅみでしゅ』っていったらほんとにがっかりしてかわいしょうだったし、ともえちゃんもたのしみにしてたから、だからひな」
「うん」
「ほいくえんからでるのはいけないとはおもったんだけどしゅぐにかえってきたらだいじょうぶだとおもったの。 みんなおひるねしてたから」
「みんなが起きる前に戻ってくるつもりだったの?」
「うん」
陽菜にはまだそこまで時間の観念がないから隣に行って直ぐに帰るみたいな感覚だったのね。
巴ちゃんの家が保育園から遠いのも分からないし。
車なら直ぐだもんね。



