あまり長居をしても巴ちゃんに障るからと家を出て、みんなで藤倉の家に。
お母さんか晩御飯の用意をしとくからと連絡を下さった。
「おじいちゃん、おばあちゃん、ごめんなさい」
家に着くなり真人君が謝ると
「おじいちゃん、おばあちゃん、ごめんなしゃい」
「おじーたん、おばーたん、ごめなしゃ」
陽菜と和君も同じように謝る。
「うん、無事でよかった。だけどこれからは保育園から出て行ったら駄目だ ぞ。みんな心配するし、なにより危ないからな」
帰って来て事情を聞いたお父さんに言われて
「「「はい」」」
「もういいわよ。もう分かってるわよね」
「「「はい」」」
「じゃあ、ご飯にしましょ。瑞穂、志織ちゃん手伝って」
「「はい」」
「ひなもてちゅだう」
「じゃあお願いね」



