Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「お前達三人が黙って保育園を出て行ったから先生達も心配した。お巡りさん達もたくさんお前達を捜してくれた。悠も悠のお母さんもだ。みんながお前達を心配して捜してくれた。だから、お前達はみんなにちゃんと『心配かけてごめんなさい。勝手に保育園を出て行ってごめんなさい』って謝らないとな」


真人君と陽菜が神妙な顔で恭介さんの言うことを聞いて、意味が理解できたのか事の重大さに気づいたのかソファーから立って


「せんせい、おまわりさん、ゆうちゃん、ゆうちゃんママ、ごめんなさい」


「しぇんしぇい、おまわりしゃん、ゆうちゃん、ゆうちゃんママ、ごめんなしゃい」


二人がペコリと謝る。


「あ、和」


瑞穂さんに抱かれていた和君も瑞穂さんから降りて


「ごめなしゃい、ごめなしゃい」


和君もペコリと。


「もういいわよ。もう。気づかなかった先生も悪いんだから」


能瀬先生と真人君の担任の竹下先生が各々を抱きしめて。


「せんせい」


真人君が竹下先生に抱き着いて泣き出した。


陽菜も和君もつられたように


「しぇんしぇ~」


「ウワァ~」


大泣き。