だけど…いない。
陽菜達大丈夫かしら?
川もあるし。
RuRuRuRu
「涼、見つかった?」
「ううん」
「そう。じゃあ保育園に戻り…い、い た!」
「えっ?ママ、いたの?どこ?」
「橋の下。涼、瑞穂さんと保育園に連絡して」
「わかった」
携帯を切って土手を降りる。
「陽菜、まぁ君、和君」
名前を呼びながら
「陽菜」
「あ、ママ」
「おばちゃん」
「おばたん」
「貴方達、こんなとこで何をしてるの?」
三人を抱きしめて
「よかった、無事で」
「真人~和~」
「ひな~まぁくん~かずくん~」
「ひなちゃ~ん」
瑞穂さんと涼達も走って来た。
「ママ」
「マ~マ~」
「もう!貴方達は何をやってんの?どんだけ心配したか!怪我はない?」
「ごめんなさい」
「ごめんなしゃい」
「ごめなしゃい」
三人とも泣き出した。



