「瑞穂さん、どの道を走ったの?」 真人君なら車から道を見ていたかも知れない。 「うん、この道を真っ直ぐに…」 瑞穂さんについて… あ、三叉路。 もしかしてここで迷ったのかも。 「志織ちゃんはあっちの道を行って」 「はい」 「じゃあぼくたちはこっちにいくね」 「貴方達まで迷子にならないでよ。何かあったら携帯」 「わかってる」 美穂子さんが自分の携帯を悠ちゃんに持たせてくれた。 「じゃあ気をつけてね」 「うん」 三人別れて…