Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「あ、ママ」


保育園に戻ったら涼達も戻っていた。


「志織ちゃん」


「志織さん」


「瑞穂さん美穂子さん」


やっぱり見つからなかったのね。


保育園にはまだ他の子ども達もいるから私達は来客室に。


警察も制服警官が多数うろうろしていたら子ども達が不安がるだろうと私服の婦人警官が二名詰めている。


「先生、今日陽菜と和君何をしてました?」


真人君は絶対に陽菜に引きずられて行ったに違いない。


「陽菜ちゃんと和君ですか?今日は… あ、そうだ。朝来た時は和君がいつもよりニコニコ嬉しそうでしたよ」


二人の担任の能瀬先生が


「和君にいいことあったのって聞いた ら『うん』って」


陽菜は別にそんなこと言ってなかった。


「瑞穂さん」


「そう言えば今朝は和が早く保育園に行こうって珍しく急かしたわね」


保育園に早く行きたがった。


それが原因?


「理由は言わないのよ。ニコニコ嬉しそうに笑って…」


確かに和君はまだはっきり話せない。


和君の言葉が通じるのは真人君と陽菜だけ。