恭介さんが陽菜を肩車して三人で二階に上がり 「涼に水枕してくるから陽菜はパパと先に行っててね」 「うん。ママはやくね」 「はいはい」 涼の部屋に入り 「涼、水枕するわね」 眠っている涼の頭を持ち上げ水枕をして。 呼吸もだいぶ落ち着いてる。 今晩は涼に付き添うつもりなんだけど、その前に陽菜を寝かせないと。 涼の部屋に一晩いると分かるとまたやいやい言い出しそうだし。 「後から来るからね」