下に降りると陽菜が恭介さんにベッタリ。
「涼の様子は?」
「熱も少し下がりました」
キッチンで水枕の氷を替えて
「陽菜、もう寝んねしましょうね」
「ひなはねないの」
「もう遅いから。ね」
「パパ、あしょぼ」
「陽菜、いい子は寝る時間だ」
「パパ…」
「陽菜」
「はぁ~い」
歯磨きをさせて
「パパ、ママ」
「ん?」
「どうしたの?」
「いっしょにねんねしゅる」
「えっ?パパとママと寝るの?でもママは」
「分かった。陽菜三人で寝ような」
恭介さんが私に目配せを。
「ママ」
「うん一緒に寝ようね」
涼を構うからヤキモチ妬いてるみたい。



