Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




二階から降りて来た二人に


「ご飯ですよ」


「は~い」


テーブルに着いて


「ママ、おにいちゃんは?」


「お兄ちゃんは今まだ寝てるから後からね。陽菜とパパとママは先に食べようね」


「うん。いたらきましゅ」


「いただきます」


いつもは賑やかな食卓が涼一人いないだけで静か。


陽菜もあまり喋らず


「ごちしょうしゃま」


「陽菜もういいの?」


「うん」


いつもより食べる量も少ない。


晩御飯を済ませ恭介さんがお風呂に入ってる間に後片付けをして陽菜とお風呂に入る。


お風呂上がりのココアを飲ませてると


「涼、起きたの」


涼が降りてきた。


「うん、おしっこ」


トイレに行った涼を見て


「ママ、おにいちゃんこえへんだね」


「のどが痛いからね」


「かわいしょうだね」


「そうね」


トイレから出てきた涼に


「お粥食べる?」


「うん」


「じゃあベッドで待ってなさい。温めて持って行くから」


「うん」


二階に上がろうとした涼を


「パパ」


「特別だ」


恭介さんが抱き上げて連れて行く。


ちょっとふらついてるのに気づいたのね。