Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「ママ、おにいちゃんねんねした?」


ドアから顔を出して涼の様子を見ていた陽菜が心配そうに。


「うん寝たよ。静かに寝かせてあげましょうね」


「うん」


陽菜を連れて下へ。


お風呂を沸かして晩御飯の支度。


いつもは涼と遊んでる陽菜が今日は私に引っ付き虫をしている。


「お手伝いしてくれる?」


「うん」


今晩は肉じゃがときんぴらごぼう。


涼にはお粥を。


ピンポーン


「あ、パパだ」


「そうね」


今日は早く帰って来てくれた。


「パパおかえりなしゃい」


「おかえりなさい」


「ただいま」


陽菜が恭介さんに抱き着いてる。


「陽菜、パパ着替えてくるから」


「ひなも」


「ん?」


怪訝な顔をして私を見る。


ちょっと目配せをして


「陽菜、パパのお着替え手伝うの?」


「うん」


「じゃあお願いね」


「うん!」


「ん、じゃあ着替えるか」


陽菜を抱いたまま二階へ。


ふぅ~


涼も心配だけど陽菜も大変だわ。