「ママ、ケーキ…あ、ちゅいかとぶろうもある」
「涼ちゃんは何れを食べるの?」
何れにしようかな?
あっ!
「みじゅほおばちゃん」
「なぁに?涼ちゃん」
「あかちゃんはにゃにがたべたいの?」
やっぱり赤ちゃんが先だよね。
「赤ちゃん?フフフ…涼ちゃんは優しいのね。赤ちゃんは…そうね、ケーキが食べたいって。涼ちゃんも赤ちゃんと一緒に食べる?」
「うん」
ママが僕に
「涼、スイカとブドウは食べる?」
「うん」
「じゃあケーキはママと半分こね」
「はんぶんこ?」
「うん、スイカとブドウを食べるんだったらね」
え~!
「涼ちゃん、おばちゃんの赤ちゃんもおばちゃんと半分こだよ」
赤ちゃんも半分こかぁ。
「りょうもママとはんぶんこでいい」
「涼ちゃんは賢いね」
お祖母ちゃんが頭を撫でてくれた。
ヘヘヘ…僕は賢いんだ。
「じゃあ、いただきます」
「いたらきまちゅ」



