「陽菜ちゃん、起きたんか。はい、お茶」
台所に連れて行ったら女将さんから麦茶をもらい
「ありがと」
ゴクゴクとイッキ飲み。
喉が渇いてたのね。
コップを置いて
「わぁ~むかしばなしだ」
台所を見て嬉しそうに。
確かに絵本に出てくるような台所だわ。
「陽菜、邪魔しちゃ駄目よ」
「構しまへん」
女将さんが玄関から陽菜のサンダルを取ってきて
「履いてね」
「うん」
台所に立った陽菜は珍しげに『これなに?』って女将さんに質問攻め。
お女将さんも『これは…』と丁寧に答えて下さってる。
本当にすみません。
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