Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




三人が出かけて


私は女将さんのお手伝い。


晩御飯の支度をすると言う女将さんに京料理を教えてもらうことに。


「女将さん、このお家は京町屋って言うんですか?」


台所は土間にある。


それに本でしか見たことのない『おくどさん』や井戸が。


「そうどすな。今はそんな風に言わはりますなぁ。うちらには当たり前なんどすけど。この『おくどさん』も井 戸ももう使うてへんのんどすけど、やっぱり無くなると淋しおすさかい。このままですねん」


「後から涼にも見せてやってもらえますか?あの子、学校の自由勉強に京都を調べるんだって張り切ってますので」


「へぇ~涼君が。へぇ、いくらでも見とくれやす」


「ありがとうございます」


話しをしながらも女将さんは手際よく料理をしていく。


う~ん、本当に理想の女性だわ。