Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




相変わらず綺麗なお座敷


「涼君、陽菜ちゃん、ジュースどうぞ」


「ありがとう」


女将さんから渡されたジュースは


「これ…梅ですか?」


「へぇ。梅の蜂蜜漬けどす」


梅の酸味と蜂蜜の甘さでさっぱりした口当たり。


「おいしいねぇ」


陽菜も気に入ったようでゴクゴク。


「桃も食べてね」


「うん。ひなももだいすゅき」


フォークに突き刺して頬張っている。


涼も同じように。


二人とも果物が好きだもんね。


ジュースと桃を食べてお腹が膨れたのか陽菜がうとうとしだした。


いつの間にか恭介さんの膝を枕に寝ている。


「陽菜ちゃん、寝はりましたなぁ」


「はい。いつも昼寝をするので」


それに草臥れたようだし。


小雪さんが座布団を並べて


「ここに寝かせはったら」


「ありがとうございます」


座布団に寝かせて、女将さんが持ってきて下さったタオルケットをかけて。


陽菜はすやすやお休み。