「おばあちゃん」
「なぁに涼ちゃん」
「おばあちゃんのゆかちゃもちれいだね」
おばあちゃんも浴衣を来ていた。
紺色に竹の絵が描いてある。
「フフフ…涼ちゃん、ありがとう」
おばあちゃんが頭を撫でてくれた。
「みじゅほおばちゃん」
「うん?」
「みじゅほおばちゃんはゆかちゃきにゃいの」
瑞穂おばちゃんも似合うと思うんだけどな。
「う~ん、お腹に赤ちゃんがいるでしょ。だから着れないの」
「ふ~ん。あかちゃんうまれちゃらきれりゅの」
「フフフ…そうよ。赤ちゃんが産まれたら着れるよ」
「じゃあ、あかちゃんといっちょにきれりゅね」
僕とママみたいに
「フフフ…そうだね。赤ちゃんと一緒に着れるわね」
「うん」
楽しみだな。



