ピンポーン
あっ、来た!
ママが玄関を開けて
「おばあちゃ~ん」
「涼ちゃん、こんにちは。わ~浴衣ね、可愛い」
「あいがと」
「涼、かっこいいな」
「まこちょおじちゃん」
誠おじちゃんに抱っこしてもらう。
「涼、元気か?」
「おじいちゃん」
あっ、
「まこちょおじちゃん、おりょちて」
「うん」
下に降ろしてもらい
「みじゅほおばちゃん、あかちゃんは」
冬に瑞穂おばちゃんに赤ちゃんが産まれるんだって。
おばちゃんのお腹を触りながら
「あかちゃん、きこえちぇましゅか」
「フフフ…涼ちゃん、赤ちゃん元気ですよって」
ソファーに座り、僕も横に座る。
「げんきかぁ、みじゅほおばちゃん よかっちゃね」
「フフフ…ありがとう。赤ちゃん産まれたら遊んであげてね」
「うん」
早く会いたいな。
「ご飯にしましょう」
「あ~い。きょうね、ハンバーグなんらよ。あちょね、トマトとちゅいかとぶろうとケーキもありゅんだよ」
「それは凄いな」
「うん、らけろね、パパとおじいちゃんとまこちょおじちゃんはケーキないんらよ。パパたちはおちゃけなんらよ。ね~パパ」
「ハハハ…そうだな」
みんな笑ってる。



