Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「涼にも何か…アイツは図鑑か」


お兄ちゃんは本が好きです。


お兄ちゃんは頭がいいんだよ。


本屋さんに行ってパパが


「これがいいか」


選んだのは『海の生き物』です。


面白そうだな。


陽菜もお兄ちゃんに頼んで見せてもらおうっと。


「さ、帰るか」


「パパ、ママには?」


ママだけないのは可哀想です。


「ママか?ママはケーキで」


「だってケーキはみんなでたべるよ」


ママだけのじゃないもん。


「ん~陽菜は何がいいと思う?」


「う~ん、しょうだなぁ」


何がいいかな?


本屋さんを出て下に降りるのにエスカレーターに乗り一階へ。


「パパ、あれがいいよ」


いいもん見つけた。


パパの手を引っ張っていった所には髪飾り売り場


「ママににあうとおもうよ」


陽菜が選んだのはピンクのお花の形をした髪留め。


「そうだな。これにすっか。あ、ついでに陽菜にもこれな」


パパが手にしたのはママのとお揃いのちょっと小さい髪留め。


「うん、ありがと」


やっぱりパパは優しいです。