Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




今日はいいお天気だし窓を開けていると風が入ってきます。


「パパきもちいいね」


あれ?


「パパ、シャングラシュしゅるのね」


「あぁ、眩しいからな」


パパはサングラスすっごく似合うんだよ。


めちゃめちゃかっこいいです。


「陽菜、公園に行くか?」


「うん」


「ん」


車は公園を目指します。


「ママとおにいちゃんもいっしょだったらよかったのにね」


「ん、そうだな。だけど今日はパパと陽菜のデートだからな」


「うん」


そうだった。


今日はパパとデートだった。


車を駐車場に入れてパパと公園へ。


日曜日なのでたくさん人が来ています。


噴水の側のベンチに座って


「パパ」


「ん?」


「ひなね、デートしゅるのはじめて」


「そ、そりゃ…そうだろうな。てか陽菜、デートってなにか分かってんのか?」


ま、失礼しちゃうわ。


「デートはね、おとこのしととおんなのしとがふたりでおでかけしゅることだよ」


ちゃんとお兄ちゃんに教えてもらったんだから。


「そ、そうだな」


パパが何故か笑いたいのを我慢しているような。


お顔がヒクヒクしています。