「寝たか?」
「はい。二人ともぐっすりと」
お酒の支度をして
ゲームを片付けようとしたら
「勝負すっか?」
「私ですか?」
「お前以外誰がいる?」
まぁ、そうなんだけど。
「久しぶりにしましょうか?」
「ん」
二人 ゲームに向かい
恭介さんも負けず嫌いだけど私も負けず嫌い。
あら、じゃあ涼と陽菜はどっちに似ても負けず嫌いだわ。
「ん?」
あ、いけない。
一応ジャンケンして
「じゃあ恭介さん先攻で」
――
―
「ん。俺の勝ちだな」
勝ち誇ったような顔でスコッチを飲みながら私を見る。
う~ん
「恭介さん、やっぱり三回勝負ですよね?」
「フッ この負けず嫌いが。了解。次はお前が先攻で」
「はい」
――
―
「はい、私の勝ちですよ」
ニコニコ笑顔を恭介さんにサービス
「これでタイだな」
「ですね」
恭介さんが真剣モード



