撮影スタジオに入って 「陽菜ちゃん、この花を持ってくれるかな」 「はい」 小さなブーケを持って あ~間違いない。 結婚式の撮影だ。 絶対恭介さんには見せられない。 ご機嫌悪くなるの間違いない。 いや、卒倒もんだわ。 「じゃあ撮影入ります」 漣君が陽菜を抱き抱え 「陽菜ちゃんママを見て」 カメラの後ろにいる私に向かって陽菜がニッコリ カシャカシャ シャッターがきられる。 その間も漣君が陽菜に話しかけながらいろんなポーズを。 ホント、モデルさんって大変だわ。