Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「じゃあ陽菜ちゃん用意しようか?」


緒方さんに手を引かれてメイク室へ


「陽菜ちゃん、藤倉さん、こんにちは」


あ、戸部さん。


「お姉ちゃん、こんにちは」


「藤倉さん、今回はありがとうございました」


戸部さんが改めて


「い、いえ。こちらこそ陽菜が喜んでますから。ありがとうございました」


「それならよかったわ。じゃあ陽菜ちゃん、お着替えしようか」


戸部さんが陽菜に差し出したのは赤のチェックのシャツにオーバーオールにとも柄の帽子にスニーカー


「ひな、おようふくきてるよ」


今着ているのは陽菜のお気に入り。


だからこれで写真を撮ってもらうつもりだったようで。


「うん、今の服も可愛いんだけど漣君と一緒も可愛いよ」


「れんくんといっしょ?」


「よかったね陽菜。漣君と同じだって。さ、着替えようね」


「うん」


やっと納得。