「ママ~ごはんまだ?」


涼がキッチンに入って来て


「ぼくおなかがすいたよ」


「ぼくも」


真人君も同じように。


フフフ…本当に仲良しね。


「はいはい。もう出来たから和室にって言って来て」


「は~い」


二人が出て行き


「もう考えるのは止めた!真正面からぶつかるわ。お母さんも志織ちゃんもお願 いね」


「そうですね。変な小細工よりその方が早いかも」


恭介さんだって話が分からない朴念人じゃない。


「その方がいいわね。さ、とにかく御飯にして機嫌をよくしてもらわないと」


「はい」


和室にカセットコンロを二台置きすき焼きの準備を。


「わ~いい匂い」


子ども達が嬉しそうに


「パパ、はいビール」


陽菜は恭介さんにビールのお酌を


「ありがとな」


恭介さんは…デレデレ