Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「ママ」


「はい?」


「りょうね、おおきくなったらママをおよめしゃんにしゅるね」

「ママを涼のお嫁さんにしてくれるの?」


「うん。ママかあい~から」


二才半の子どもに可愛いって言われた。


さすが、元プレイボーイの俺様のDNAだわ。


「涼」


「なあに、パパ」


「ママはパパのお嫁さんだから涼のお嫁さんにはなれないんだ」


恭介さん…何マジに張り合ってんですか?


涼がビックリしたようにどんぐり眼で私を見て


「ママ」


「なあに?」


「ママはパパのおよめしゃんなの?」


もう、恭介さんは!


恭介さんを睨んで



「そうよ、ママはパパのお嫁さんなの」


恭介さん、勝ち誇ったように笑ってるし…って、あなたは子どもですか?


「ふ~ん。じゃあ、りょうはポニョをおよめしゃんにすんね」


「…そ、それがいいな」


笑いを堪えてる。


「うん」


パパに賛成してもらい嬉しいのか、満面の笑みで…


涼のお嫁さんは…ポニョですか!


何か複雑。


賑やかな夕御飯が終わり


「ごちしょうしゃまれした」


「はい。じゃあ涼は歯を磨いてねんねね」


「は~い」


ほんと聞き分けいいわ。