ガチャッ!
「ママ~」
抱き着いて
「まだ、洗ってないの?」
恭介さんの方は見ず、涼介だけを見て
「ママあらってぇ」
「パパが洗ってくれないの?」
「俺が洗うって言ったんだけど」
「パパとママいっしょに」
「一緒にって…二人で洗うの?」
「うん」
「めんどくさい奴だな」
「恭介さん」
「ママ~」
「はいはい。じゃあパパとママとでね」
「うん」
二人に洗われて、王子様は凄くご機嫌さんだ。
その上、湯舟にも三人で入ると言って聞かない。
やっぱり俺様の子だわ。
三人で湯舟に浸かり
「ママのおっぱい」
胸を触ってる。
親子揃って…胸が好きねぇ。
「おい涼」
「なあに、パパ」
「ママのおっぱいはパパの」
恭介さん…何を言うんですか?
「ちがうもん。ママのおっぱいはりょうのだもん。パパのじゃないもん」
「……」
「恭介さん、子どもと張り合わないで下さい」
「チッ!」
舌打ちしてるし。
恭介さんが私の胸に触ろうとすると
「パパだめ!」
涼介に払いのけられてる。
「恭介さん」
耳元で
「後で覚えとけよ」
「えっ?」
「上がるぞ」
「はい。涼 上がりましょうね。晩御飯食べよう」
「は~い」



