モノクロ~悪魔と天使の恋~

暖かい光は私を包んでいく

そして、呼び戻される

愛する人達がいる世界へ

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「・・・んっ・・・」

ここ、どこ?

「流華!?目覚めたなのか!?」

悠?ここ、どこ?

まったく知らない部屋

白い天井、

Moonと違って、とっても明るい部屋

悠にいろいろ聞きたくて声を出そうとしたら
出なかった。

悠はそれが分かっていないみたいで
ずっと黙ってる私を不思議そうに見てる。

仕方なく魔法で悠の心に直接声を届ける。

≪声が出ない≫

そう伝えると
悠は分かったようにちょっと待っててと言って
どこかに行ってしまった。

この部屋、さっきは視界がぼやけて分からなかった
けど、ここ、学園内にある病院だ。

トンッ

!!

突然後ろから肩に手を置かれて驚いてしまった。

《だれ!?》

「あ、ごめん。驚いた?」

後ろを見ると悠がいた

≪悠、≫

「とりあえず、これ飲んで」

悠が持っていたコップを渡された。

≪ありがとう≫

そう言って、私はそのコップの中身を飲んだ。

「どう?声出せる?」

「うん出せる!ありがとう」

私がそう笑顔で言うと

悠は照れながらもコップをベッドの隣にある
机に置いてくれた。

そんな悠が可愛くて私は笑ってしまった。