そして彼女の挨拶で名前が分かった
“クロミヤ ルカ”
昔会った女の子と同じ名前だ
やっと見つけた。
俺の運命の女の子。
絶対にこのパーティーで俺のものにする。
★
-流華side-
挨拶が終わって、ステージから降りると
いろいろな人達に話しかけられた。
だいたいの内容が、私の息子の嫁になんて
どうでしょうか?とか、一般生徒の男子から
のダンスの誘いだったり、
もちろん丁寧にお断りしている。
パーティーが始まって1時間。
さっきから彼、ユウを探しているのだが
見つからない。
少し疲れてきた、一端会場を出よう
そう思って会場の入口を出てすぐ誰かに
腕を掴まれてエレベーターに乗せられた。
「だれ?」
私はいたって冷静だった。
小さい頃から誘拐される事なんて
何回もあった。
だから今さらこんな事されても
別に驚かない。
それに私の魔力はこの学園で1番とも
言われている。
魔法でなんとかできる。
そう思ってたけどエレベーターに乗った後
後ろから優しく抱きしめられた。
その行動にただただ驚いた普通誘拐犯
はこんなにも優しくは抱きしめない。
そして私を後ろから抱きしめた人物は
私にこう言った。
「相変わらず君は綺麗だね流華」
「えっ?」
その声は、私の探していた彼と同じ声
だった。
「悠?」
彼の名前を呼んでみる。
返事は無いけど彼の私を抱きしめる
腕の力が強くなった。
これで確信できた、彼が悠だと。
悠の腕を振り切って悠と向き合う。
昔と変わらない綺麗な金色の瞳に
明るい金髪。
「9年ぶりだね」
私がそう言うと悠はまた私を抱きしめた。
「ずっと会いたかったんだ流華、ずっと
探してた。この学園の生徒だろうとは
思ってたけど、まさか君がMoonの理事長
の娘だとは予想がつかなかった」
すごく、ドキドキする
「私も、悠がまさかSunの生徒会長だなんて
知らなかった。生徒会長ってことは悠が
Sunの理事長の息子なんだね」
「うん、そうだよ」
悠がそう答えた時、
エレベーターのドアが開いた。
「行こうか」
そう言って私を腕から開放し、
エレベーターの外に連れ出す。
“クロミヤ ルカ”
昔会った女の子と同じ名前だ
やっと見つけた。
俺の運命の女の子。
絶対にこのパーティーで俺のものにする。
★
-流華side-
挨拶が終わって、ステージから降りると
いろいろな人達に話しかけられた。
だいたいの内容が、私の息子の嫁になんて
どうでしょうか?とか、一般生徒の男子から
のダンスの誘いだったり、
もちろん丁寧にお断りしている。
パーティーが始まって1時間。
さっきから彼、ユウを探しているのだが
見つからない。
少し疲れてきた、一端会場を出よう
そう思って会場の入口を出てすぐ誰かに
腕を掴まれてエレベーターに乗せられた。
「だれ?」
私はいたって冷静だった。
小さい頃から誘拐される事なんて
何回もあった。
だから今さらこんな事されても
別に驚かない。
それに私の魔力はこの学園で1番とも
言われている。
魔法でなんとかできる。
そう思ってたけどエレベーターに乗った後
後ろから優しく抱きしめられた。
その行動にただただ驚いた普通誘拐犯
はこんなにも優しくは抱きしめない。
そして私を後ろから抱きしめた人物は
私にこう言った。
「相変わらず君は綺麗だね流華」
「えっ?」
その声は、私の探していた彼と同じ声
だった。
「悠?」
彼の名前を呼んでみる。
返事は無いけど彼の私を抱きしめる
腕の力が強くなった。
これで確信できた、彼が悠だと。
悠の腕を振り切って悠と向き合う。
昔と変わらない綺麗な金色の瞳に
明るい金髪。
「9年ぶりだね」
私がそう言うと悠はまた私を抱きしめた。
「ずっと会いたかったんだ流華、ずっと
探してた。この学園の生徒だろうとは
思ってたけど、まさか君がMoonの理事長
の娘だとは予想がつかなかった」
すごく、ドキドキする
「私も、悠がまさかSunの生徒会長だなんて
知らなかった。生徒会長ってことは悠が
Sunの理事長の息子なんだね」
「うん、そうだよ」
悠がそう答えた時、
エレベーターのドアが開いた。
「行こうか」
そう言って私を腕から開放し、
エレベーターの外に連れ出す。

