大量の予算と大量の人員を総動員
させてパーティーの準備を1週間
で終わらせた。

普通は、1ヶ月かけて準備するのを
1週間で終わらせたのだ。

パーティー当日にはみんな疲れきっていた。

でも生徒会はこの学園ですごく人気がある。

だから人前に出る時はみんなとびきりの笑顔
で居なければならない。

パーティー開始30分前、

準備を整えた生徒会メンバーが北の城
最上階、100階にある生徒会のため
に用意された部屋にいた。

みんな本当に疲れきっていて、
一反木綿みたいに薄っぺらくなっていた

「みんな、あと30分でパーティーが
 始まるわ、パーティーの時は笑顔を
 忘れないこと、いいわね?」

わたしが声をかけると3人とも
爽やかな笑顔になって返事をした。

パーティー開始10分前、

私達生徒会メンバーは会場入りをした。

私達が会場入りをした瞬間『キャー!』

という黄色い悲鳴が聞こえる。

『流華様だわ!相変わらず美しい!』

そう言われて笑顔で入口の階段を降りる。

他の生徒会メンバーもいろいろと
言われている。

朔夜は、クール、麗しいなどと
大雅は、爽やか!かっこいいなど
楓は、可愛い!癒される!などだ

『キャー!!』

私達が入口の階段を降り終わった頃、
また別の黄色い悲鳴が聞こえた。

多分Sunの生徒会だろうと思った

正直、Sunの生徒会に会うのは、
このパーティーが初めてだ。

だから、何気なく興味があった。

確かSunの生徒会も4人だったはず

そう思って入口を振り返って
Sunの生徒会を見てみる。

「え?」

そして、私はその生徒会のメンバー
の中の一人に目がくぎづけになった。