性格は一言でいうならまじめ。

本当に一言すぎると思うだろうが
彼は本当にまじめとしか表現できないのだ

生徒会メンバーは魔力がずば抜けて強い
のと先祖の悪魔の魔界での階級で決められる

だからここの生徒会メンバーは先祖の悪魔
の階級が上の子達の中からずば抜けて魔力の
高い子達を選んで決められたのだ

それで朔夜はこの生徒会メンバーの中では
階級が私の次、つまり２番目に高い。

それで私にはいつも敬語なんだけど、
他の生徒会メンバーには少しだけ
口が悪いのだ。

魔力もまぁまぁあり、仕事はてきぱきと
早い。

それにイケメンの類に入っていて
女の子にすごくモテル。

「おはよう、朔夜」

私が挨拶を返して、生徒会長と書かれた
プレートが乗っている席にいつも通り
座ると赤毛の髪の色をしたいかにも
スポーツしてますって感じの男の子
がソファーでくつろぎながら私に
話しかけてきた。

「おっす流華！今日の仕事はなんだ？」

「流華様といえ！スポーツ馬鹿が」

「あんだと！？スポーツのどこが悪いんだよ！
　いかにも青春してますって感じでいいじゃ
　ねぇか！だいたいテメーはまじめすぎるん
　だよ！」

「ふん！まじめではない！俺はいたって
　当たり前の事をしているだけだ！」

ギャーギャーギャー

私が返事をする前に彼、
“大城　大雅(ｵｵｷ ﾀｲｶﾞ)”は、朔夜と言い合い
を始めてしまった。

彼は爽やかイケメンで人気がある。

「相変わらずあの二人の仲は
　良くないですね」

「あの二人のおかげで生徒会室がにぎやかに
　なるわ」

「それもそうですね」

今私に話かけて来たのが

“朝比奈　楓(ｱｻﾋﾅ ｶｴﾃﾞ)"

長い髪をいつも高い意置に
１つ結びにしている。

この中では階級は一番低いけど魔力は私の
次に強い。

すごく可愛くてこの生徒会の癒やしに
なるんだけど。