2人で手を繋いで街を歩いたり、カフェでお茶したり。 同じ大学だからたまに一緒にお昼を食べて、お互いに講義があるのにサボって話したり。 それくらいのことで、あたしは幸せだった。 ――だけど。 彼は違ったのかな。